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2011年8月27日 (土)

夢夜へのいざない「長靴をはいた猫」【1】

それは昔むか~し。
人々の願い事がまだ本当に叶っていたころの物語じゃ。

Sb710

それは遥か東方のその向こう、春には野原一面が深緑に染まり、
秋にはそれが黄金色に輝く豊かな豊かな国に住む
粉ひきの息子のお話じゃ。

粉ひきには三人の息子があった。
粉ひきはこの世を去る時を知り、心優しい
三人の息子それぞれに
おのれの形見を分け与えたのじゃ。

長男には粉をひく風車とその小屋を。
二男には働き者のロバを。

そして三男には最後に残った猫じゃった。

新しいご主人さまのため息を聞いていた猫は
大きな瞳をキョロキョロさせて、こう言ったのじゃ。

Sb713

「アランさまそんな心配しないで!
あなたが貰ったこの私。そんなにふさぐものでもないわよ。

私の新しい、そして大切なご主人様ですもの。
きっときっと幸せにしてみせるから!」

スーパードルフィーSD17B アラン & SDC ルネ

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